楽天銀行をメインバンクに選んだ理由:ネット銀行に移行して感じたメリット・デメリット

楽天経済圏シリーズも終盤に差し掛かってきました。今回は楽天銀行について書きます。残すはその他サービスのまとめ記事のみとなり、いよいよシリーズも大詰めです。

カード・証券ときて、銀行が最後になったのには理由があります。楽天銀行は最初から「メインバンクにしよう」と決めて開設したわけではなく、楽天証券の開設に合わせてマネーブリッジ目的で作った口座でした。それがいつの間にかメインバンクになっていた、という流れです。

楽天経済圏との連携が強く、振込・ATM・金利すべてでメガバンクより使いやすい。ただし定額自動入金がない点は、人によってはデメリットになる。

1.楽天銀行を選んだ経緯

マネーブリッジ目的で開設した口座が、気づけばメインバンクになっていた。

開設のきっかけは楽天証券です。楽天証券と楽天銀行を連携する「マネーブリッジ」を使うために口座を作りました。

マネーブリッジとは、楽天証券と楽天銀行を連携させることで、証券口座の余剰資金が自動的に銀行口座へ移動されるスイープ機能と、普通預金金利の優遇が受けられるサービスです。投資に使っていない資金を証券口座に寝かせておく必要がなく、銀行口座で管理しながら必要なときだけ証券口座に移せます。両口座を持っていれば無料で申し込めます。

金利については後述しますが、設定するだけで得られるメリットとして十分です。

その後、給与振込口座を楽天銀行に変更し、それまでメインで使っていたMUFGとゆうちょ銀行は解約しました。使わない口座を持ち続けることは、管理コストとリスクの両面で非効率と判断したためです。口座やカードの整理については別記事で詳しく書く予定です。

2.メリット

定額自動送金

家賃など毎月の固定振込を自動化。一度設定すれば手間ゼロ、手数料も無料枠の範囲で収まる。

毎月の家賃振込に使っています。一度設定すれば自動で振り込まれるので手間がなく、振込手数料も無料枠の範囲で収まっています。振込のためだけに銀行窓口に行く必要もありません。

スマホATM

キャッシュカード不要でATM利用が可能に。全国セブン銀行・ローソン銀行の約4万台以上に対応。

2025年12月から、楽天銀行アプリを使ってセブン銀行ATM・ローソン銀行ATMでキャッシュカードなしで入出金できるようになりました。主要なネット銀行では後発の対応でしたが、全国セブン銀行ATM28,000台以上・ローソン銀行ATM約14,000台で使えるので、利便性は十分です。

私自身はキャッシュレス派なので年に数回程度しか現金を引き出しませんが、財布にキャッシュカードを入れておく必要がなくなったのは地味に便利です。

実店舗がないことについて

不要な営業を受けず、手続きはすべてネットで完結。「実店舗なし」はデメリットとは感じていない。

一般的にはデメリットとして挙げられますが、個人的にはむしろメリットに感じています。窓口に行かないので不要な金融商品を勧められることがありません。振込もネットで完結し、窓口手数料もかかりません。

通帳がないことも特に気になりません。メガバンクを使っていた頃からすでに電子通帳に切り替えていました。紙通帳は記帳しないと明細が合算されてしまって結局わからなくなる、という経験があったからです。データで履歴を長期間参照できる電子通帳の方が使いやすいと感じていました。

その後メガバンクが電子通帳の有料化を発表しましたが、すでに切り替え済みだったので影響はありませんでした。

マネーブリッジと金利

設定するだけで普通預金が金利アップ。残高1,000万円まで年0.38%はメガバンク(0.30%)を上回る水準。

楽天証券と連携することで、普通預金に優遇金利が適用されます。2026年2月の改定により、残高1,000万円以下の部分に年0.38%(税引後0.302%)が適用されるようになりました。以前は300万円以下が優遇対象でしたが、上限が1,000万円に引き上げられたのは利用者にとってプラスの改定です。

2026年4月現在、三菱UFJ・三井住友・みずほの3メガバンクの普通預金金利は年0.30%です。日銀の利上げを受けて2026年2月に引き上げられ、約33年ぶりの高水準となっています。楽天銀行との差は0.08%と以前ほど大きくはありませんが、口座を連携するだけで上回る水準が得られるという点では依然としてメリットがあります。

なお金利は変動するため、最新の数字は楽天銀行の公式サイトでご確認ください。

3.デメリット・気になる点

定額自動入金がない

他行から自動で入金を引き寄せる機能はない。給与振込口座を変えられない方には実質的な制約になる。

d NEOBANK(住信SBIネット銀行)にはある機能で、他行から自動で入金を引き寄せることができます。給与振込口座を楽天銀行に変更できた私には関係ありませんでしたが、会社指定の口座がある方には実質的な障壁になり得ます。

目的別口座が作れない

資金を用途別に口座で分けることはできない。資産管理ツールと組み合わせれば実用上は補完可能。

住信SBIネット銀行では用途ごとに口座を分けて管理できますが、楽天銀行にはこの機能がありません。私はMoneyForward MEで管理しているので困っていませんが、口座で資金を視覚的に分けたい方には向かないかもしれません。

ATM手数料無料はランク条件あり

多くの銀行と同様、無料回数はランク条件あり。楽天サービスを使っていれば自然に条件は満たせる。

ATM手数料に条件があること自体は楽天銀行に限った話ではなく、多くのネット銀行・メガバンクでも同様です。楽天銀行ではハッピープログラムのランクによって無料回数が変わりますが、楽天カードや楽天証券と連携しているだけでランクが上がる仕組みなので、楽天経済圏をある程度活用していれば特別な手間なく無料回数を確保できます。

相続手続きについて

手続き自体は郵送で完結するが、口座の存在を家族と共有しておくことが大切。

実店舗がないと相続手続きが大変では、と思われるかもしれません。調べた範囲では、楽天銀行の相続手続きは電話受付・郵送対応で完結します。来店は基本的に不要です。

ただしネット銀行全般の注意点として、通帳がないため家族が口座の存在に気づきにくい場合があります。エンディングノートや口座リストで家族と情報を共有しておくと安心です。

4.楽天経済圏の締めくくりとして

カード・証券・銀行の三つが揃って楽天経済圏が完成。単体より組み合わせで真価を発揮する銀行。

楽天カード・楽天証券・楽天銀行が揃うことで、ポイント・投資・資金管理が一つの経済圏の中で完結します。各記事は楽天経済圏カテゴリーにまとめています。

楽天銀行単体で見てもメリットは十分ありますが、楽天証券と組み合わせて使うことで真価が出る銀行だと感じています。

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