私は先日、楽天カードとプレミアムカードの比較記事の中で、SPU10.5倍を年会費無料で維持している話を書きました。
ただあの記事では「楽天モバイルで+4倍を確保している」とは触れましたが、なぜ株主優待で30GBもらえるのに契約し続けているのかについては説明しませんでした。
「それ、矛盾していませんか?」と思った方、鋭いです。この記事はその疑問への回答です。
1. はじめに:「優待があるなら解約すれば?」への回答

私は楽天グループの株主優待として、毎月30GBのデータ通信が無料で使えるSIMを保有しています。

「それなら楽天モバイル、解約すればいいんじゃないですか?」
実際、株主優待の記事を書いたとき、自分でも同じ疑問を持ちました。しかし結論から言うと、私は今も楽天モバイルを契約し続けています。
理由はシンプルです。楽天モバイルの契約は「通信手段」ではなく「ポイント装置」として機能しているからです。
この記事では、一見すると非合理に見えるこの選択が、なぜ経理マンの私にとって「最も合理的な答え」なのかを説明します。
2. 私の回線構成:楽天モバイル+優待SIMの二刀流

① 楽天モバイル:通話メイン、データは極力使わない
楽天モバイルはメイン回線として契約しています。ただし使い方は少し特殊で、通話はこちらをメインに使いつつ、データ通信はほぼ使わない運用をしています。
自宅では楽天ひかりの固定回線に接続しているため、外出先以外でモバイルデータを使う場面がほとんどありません。結果として、月のデータ使用量は3GB未満に収まっています。
3GBまでの料金は月額1,078円(税込)。これをポイントで支払うことで、実質的な現金支出はゼロです。
② 優待SIM:データ通信の主役
外出先でのデータ通信は、株主優待SIMに任せています。月30GBまで無料で使えるこちらが、データ通信のメイン回線です。
私の場合、外出先でも月20GBを超えることはほぼないため、上限30GBには余裕があります。
3. なぜ月額実質0円で運用できるのか
① 3GB未満に抑える具体的な方法
外出先では優待SIMを使い、自宅では固定回線に接続する。これだけです。
特別な設定や管理は必要ありません。スマートフォンのSIM設定で通話用とデータ用を分けているだけで、意識せずとも3GB未満に収まっています。
② 期間限定ポイントの消費先として「モバイル料金」が最適な理由
楽天市場でお買い物をすると、獲得ポイントの多くは期間限定ポイントとして付与されます。期間限定ポイントは有効期限が短く、使い道が限られるのが悩みどころです。
しかし楽天モバイルの料金支払いは、この期間限定ポイントを優先的に充当できます。毎月必ず発生する固定費に、失効しがちなポイントをあてられる。これが「モバイル料金の支払い先として最適」と言える理由です。
③ ポイントが次のポイントを生む循環構造
この運用の本質は、以下の循環にあります。
楽天市場で買い物する
↓
期間限定ポイントが付与される
↓
そのポイントでモバイル料金を支払う
↓
モバイル契約により楽天市場の還元率が+4倍になる
↓
さらにポイントが貯まる
ポイントが次のポイントを生む仕組みが、コストをかけずに回り続けているわけです。
4. 「楽天モバイル契約の核心:+4倍のROI」
① 月間購入額3〜5万円が+4倍の「旨味ゾーン」に収まる
楽天カードの記事でも触れましたが、楽天SPUの各サービスはおおむね月間税抜き5万円が獲得ポイントの上限になっています。楽天モバイルの+4倍も例外ではありません。
私の月間購入額3〜5万円はちょうどこの範囲に収まるため、上限を意識せず+4倍をフルに活用できているのが現状です。
上限を超えた購入をしても+4倍分は増えないため、この購入額帯が最も効率的と言えます。
② 「プレミアムカードで+1倍に年11,000円」vs「モバイルで+4倍に年0円」
楽天プレミアムカードへのアップグレードで得られるSPUの上乗せは+1倍(火・木)、それに対して年会費は11,000円です。
一方、楽天モバイルの契約で得られる上乗せは+4倍、そして実質的な年間コストは0円。
ROIという観点で見れば、答えは明確です。
5. この運用の前提条件と注意点
① 自宅に固定回線があること(月3〜30GB未満のユーザーも対象)
この運用が成立する最大の前提は、自宅に固定回線があることです。自宅でWi-Fiに接続できる環境があれば、モバイルデータの使用量を自然に抑えられます。
また、私のように3GB未満でなくても、月のデータ使用量が30GB未満に収まる方であれば優待SIMの容量内で運用できます。外出が多くデータをよく使う方でも、30GBという上限は一般的な使用量としては十分な余裕があると思います。
② 楽天株主優待SIMを継続保有していること

この運用は楽天グループの株主優待SIMがあることが前提です。株主優待を受け取るには100株以上の楽天グループ株を保有し続ける必要があります。
優待内容は変更される可能性もあるため、最新情報は株主優待の記事または公式情報でご確認ください。
③ 期間限定ポイントの残高管理が必要
モバイル料金をポイントで支払うには、毎月の料金分(最大1,078円相当)のポイント残高が必要です。期間限定ポイントは有効期限があるため、残高と期限を定期的に確認する習慣が必要です。
とはいえ、楽天市場である程度買い物をしていれば自然とポイントは貯まります。私の場合、意識して管理しなければならない場面はほとんどありません。
④ 両回線とも楽天回線であること
この運用はメイン回線(楽天モバイル)・データ回線(優待SIM)ともに楽天回線です。通信障害が発生した場合、両回線が同時に影響を受ける可能性があります。
株主優待の記事でも触れましたが、回線の分散化という観点では弱点になります。デュアルSIM運用をしている方は頭に入れておくと良いかもしれませんね。
6. この運用が合う人・合わない人
この運用が合う人
- 自宅に固定回線があり、モバイルデータの使用量が月30GB未満の方
- 楽天市場で月3〜5万円程度の買い物をしている方
- 楽天グループの株主優待SIMを保有している方
- 期間限定ポイントの使い道に悩んでいる方
この運用が合わない人
- 外出が多く、月30GB以上のデータ通信が必要な方
- 楽天市場でほとんど買い物をしない方
- 楽天グループ株を保有していない方(優待SIMが使えないため)
7. まとめ
楽天モバイルの契約は「通信のため」だけではありません。私にとっては期間限定ポイントを消費しながら+4倍の還元を維持する「仕組み」です。
月額実質0円で+4倍を確保し、貯まったポイントがまた料金に充当される。この循環が止まらない限り、私が楽天モバイルを解約する理由はありません。
倍率の数字に踊らされず、自分の帳簿で判断できる。そんな自分でありたいですね。
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~回顧録~(kai-co-log) 