家の不用品をメルカリとラクマで売り始めて、2ヶ月目が終わりました。
2026年8月に売れたのは3点。1ヶ月目の5点より少ないのに、手取りは8,780円から10,100円に増えています。それから、ラクマの販売手数料が9月分から9%に下がりました。
ただ、1ヶ月目の記事で「8月にやります」と宣言していたことは、ひとつも実行できていません。この記事は、うまくいったことと、できなかったことの両方の報告です。
この記事でわかること
– 売上がほぼ同じでも手取りが変わる理由(送料が固定費だから)
– 「売価2,000円未満は出さない」が、値下げのときは当てはまらない理由
– ラクマの手数料が9%になる条件と、判定期間の落とし穴
– 「1ヶ月で売れなければ移す」というルールが、1ヶ月目で崩れた話
1ヶ月目の記録は⑤実践編に、売却データの全記録は実績一覧にまとめています。
1. 2ヶ月目の結論:点数は減ったのに、手取りは増えました
8月に売れたのは3点で手取り10,100円。売上は7月とほぼ同じなのに、手取りだけが1,320円増えました。
先に結論をまとめます。
- 売れたのは3点、手取りは10,100円(7月は5点・8,780円)
- 売上は13,500円で、7月の13,700円とほぼ同じ
- それでも手取りが増えたのは、平均売価が上がって送料の比率が下がったから
- ラクマの販売手数料が、9月分から10%→9%に下がりました
- 予告していた「売れ残りをメルカリへ移す」は、1点も実行できませんでした
累計では、19点を出品して8点が売れ、手取りは18,880円になりました。
2. 8月の成績表:3点・手取り10,100円

3点ともラクマで売れました。メルカリでの売却はゼロです。
| 商品 | アプリ | 売価 | 手数料 | 送料 | 手取り | 出品日 | 売却日 | 日数 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 初音ミク Project DIVA f プレミアムフィギュア | ラクマ | 5,500円 | 550円 | 650円 | 4,300円 | 7/23 | 8/12 | 20日 |
| エヴァンゲリオン UCC缶コーヒーフィギュア 全3種セット | ラクマ | 3,600円 | 360円 | 650円 | 2,590円 | 7/7 | 8/14 | 38日 |
| 初音ミク Project DIVA X HD SPMフィギュア | ラクマ | 4,400円 | 440円 | 750円 | 3,210円 | 8/6 | 8/29 | 23日 |
| 合計(3点) | 13,500円 | 1,350円 | 2,050円 | 10,100円 |
※エヴァの缶コーヒーフィギュアは3,900円で出品し、1ヶ月以上動かなかったため3,600円に値下げしています。表の売価は実際に売れた金額です。
※フィギュア類はすべて未開封・自宅保管品です。
7月と並べると、違いがはっきり出ます。
| 7月 | 8月 | |
|---|---|---|
| 売れた点数 | 5点 | 3点 |
| 売上 | 13,700円 | 13,500円 |
| 平均売価 | 2,740円 | 4,500円 |
| 送料の合計 | 3,550円 | 2,050円 |
| 売上に対する送料の比率 | 26.0% | 15.2% |
| 手取り | 8,780円 | 10,100円 |
| 手取り率 | 64.1% | 74.8% |
売上はほぼ同じなのに、手取りは1,320円違います。差を作ったのは送料でした。
理由はシンプルで、フィギュアの送料は1点650〜750円で、売価がいくらでもほぼ変わらない固定費だからです。1,600円のオルゴールでも650円、5,500円のプレミアムフィギュアでも650円。だから平均売価が2,740円から4,500円に上がると、比率としての送料は26.0%から15.2%まで下がります。
⑤実践編では「売価2,000円ライン」を、出品するかどうかの分岐にしました。2ヶ月分の数字を見ると、もう少し踏み込めそうです。
これから出品するかを決めるときの目安(入口の判断)
1. 売価2,000円未満——手数料と送料で半分前後が消える。新たに出品する手間には見合わない(7月に確認)
2. 売価2,000〜3,000円台——手取り率は6割前後。出す価値はあるが、手間に見合うかは微妙
3. 売価4,000円以上——手取り率が7割を超える。ここが本命(8月に確認)
ただし2ヶ月目に、この線引きが当てはまらない場面があることに気づきました。すでに出品してある商品を、値下げするかどうかを決めるときです。
1点あたり30〜45分という手間の内訳を分けると、こうなります。
- 出品する前——撮影(約5分)・写真加工(約10分)・紹介文(約5分)=約20分
- 売れたあと——やり取り(1〜3分)・梱包(5〜10分)・コンビニ(3〜10分)=約10〜20分
出品済みの商品は、前半の20分をすでに払い終えています。値下げするかを判断するときに数えるべきなのは、これから追加でかかる後半の10〜20分だけです。使ってしまった時間は、売っても売らなくても戻ってきません。
この見方にすると、数字が変わります。1,600円で売れたオルゴールの手取りは790円でした。30分で割れば時給約1,600円ですが、残りの20分で割れば約2,370円になります。
もうひとつ大きいのが、売れ残った商品の行き先です。私は転売業者ではないので在庫を置いておく費用はかかりませんが、置いておいて価値が増えるわけでもありません。行き着く先は多くの場合、処分(=0円)です。手取りが数百円でも、捨てるよりは残ります。
では下限はどこか。フィギュアの送料は650円、手数料は10%なので、手取りがちょうど0円になるのは売価722円あたりです(売価×0.9-650=0)。つまり750円を切るあたりが、売っても1円も残らないラインになります。
すでに出品してある商品を値下げするときの目安(出口の判断)
1. 判断に使うのは、これから追加でかかる10〜20分だけ。撮影や紹介文にかけた時間は数えない
2. だから2,000円ラインは当てはまらない。手取りが数百円でも、処分するよりは残る
3. 下限は送料負けしないところ(フィギュアなら売価750円あたり)
つまり2,000円ラインは、「これから手間をかけるか」を決めるための線であって、「すでにかけた手間を回収するか」を決めるための線ではなかったということです。⑤実践編ではここを区別せずに書いていたので、2ヶ月目の訂正として残しておきます。
累計の数字も置いておきます。
- 出品:累計19点(7月に16点、8月に3点追加)
- 売却:累計8点/出品中の在庫:11点(すべてラクマ)
- 売上27,200円/手数料2,720円/送料5,600円/手取り18,880円
1点あたり30〜45分の手間(⑤実践編で解説しています)を掛けると、8点で4〜6時間ほどの作業量です。副業として大きいとは言えませんが、放っておけば0円だったものが現金になっていると考えれば、私は納得しています。
3. 販売手数料が9%になりました——判定期間を勘違いしていました

9月分の手数料が10%から9%に下がりました。ただし7月の記事に書いた「4点目が月末に売れたから翌月扱い」という説明は、私の勘違いでした。

ラクマの販売手数料は変動制です。公式ガイドによると、仕組みは次の3つで決まります(販売手数料とは|ラクマ公式ガイド)。
ラクマの変動手数料の仕組み
1. 判定期間——前月26日〜当月25日の販売実績を見る
2. 判定日——毎月26日に翌月の手数料が確定し、達成状況はリセットされる
3. 反映期間——翌月1日〜月末まで適用される
条件は販売回数と販売金額の両方を満たすことで、10%から9%に下がるのは販売4回以上かつ合計5,000円以上です。
⑤実践編で、私はこの判定期間を月初〜月末だと思い込んでいました。「7月に4点売れたのに、4点目が月末だったから翌月分の扱いになって8月も10%のまま。惜しかった」と書いたのは、そもそも前提が間違っていたわけです。
正しくは前月26日〜当月25日でした。管理画面の「対象期間」にも、はっきりそう書いてあります。
自分の記録と突き合わせて検算してみました。なお公式ガイドでは、判定に使われるのは取引完了日(商品を受け取ったあと、購入者と出品者がお互いに評価を投稿した時点)とされています。私は購入完了日で記録しているので、以下はその日付で並べたものです。
| 商品 | 購入完了日 | 売価 |
|---|---|---|
| 巡音ルカ プレミアムフィギュア | 7/28 | 3,900円 |
| 初音ミク オルゴール ゆめゆめ | 7/31 | 1,600円 |
| 初音ミク Project DIVA f プレミアムフィギュア | 8/12 | 5,500円 |
| エヴァ UCC缶コーヒーフィギュア | 8/14 | 3,600円 |
| 合計(4回) | 14,600円 |
管理画面の表示は「4回・14,600円」。1円単位で一致しました。購入完了日と取引完了日には数日のずれがありますが、この4点はどちらで数えても同じ判定期間に入ります。
念のため、その前の月(8月分=10%だった月)も検算しています。判定期間6/26〜7/25に含まれるのは、箱傷みミク(7/10・1,900円)とAngel Breeze(7/20・3,900円)の2点で合計5,800円。金額は5,000円を超えていましたが回数が2回で足りず、条件を満たしていませんでした。これも画面表示と一致します。つまり8月が10%だったのは「4点目が月末だったから」ではなく、単に判定期間に2回しか売れていなかったからでした。
正直に言うと、下がった金額そのものは大したことがありません。8月と同じ13,500円を売った場合、手数料は1,350円から1,215円になるだけで、差は135円です。年間で16万円売っても1,600円ほど。
それでも書いておく価値があると思ったのは、「翌月から下がる」と書いてある仕組みの、その”月”の区切りが月初ではなかったという点です。私は2ヶ月ずっと勘違いしていました。月末に売れそうな商品を持っている方は、月末ではなく25日を目安にすると、狙って条件を満たせます。

ちなみに、いま進行しているのは10月に反映される判定期間(8/26〜9/25)です。ここに入っているのは8/29に売れたSPMフィギュア1点(4,400円)だけで、金額はあと600円、回数はあと3回。9月中に3点売らないと届かないので、正直あまり期待していません。
4. 「8月にメルカリへ移す」と書いて、1点も移せませんでした


予告したメルカリ移行は、8月に実行できませんでした。帰省と仕事の繁忙で手が回らず、単純にタイミングを逃したのが理由です。
⑤実践編で、売れ残りへの対応をこう決めていました。
1. 出品から1ヶ月は、ラクマでそのまま様子を見る
2. 売れなければ、1週間の値下げを試す
3. それでも売れなければ、メルカリへ移行する
このルールに沿って8月に売れ残りをメルカリへ移し、「同じ商品を売り場だけ変えたらどうなるか」を試すつもりでした。結果は移行0点です。
理由は特別なものではありません。帰省があり、戻ったら仕事が忙しく、11点を出品し直す作業がだんだん面倒になって、そのまま月が終わりました。
正直に書くと、その作業が実際にどれくらいの手間なのかを確かめないまま、「面倒そうだ」と決めつけて先送りしていたというのが本当のところです。フリマアプリの一番の敵は手数料でも送料でもなく、「あとでやろう」で止まることだと痛感しています。
そのあいだに起きたことも書いておきます。
- スーパー還元10%は空振りでした。7月後半に1週間かけて設定しましたが、期間中の販売にはつながりませんでした。「◯円相当還元」の表示は検索結果で目に入るはずと考えて試した施策でしたが、私のケースでは効きませんでした。
- 一方で、ラクマで待っていた2点が売れました。ミクfが20日、エヴァが38日です
このエヴァの38日が、自分のルールを見直すきっかけになりました。
エヴァを出品したのは7/7です。「1ヶ月ルール」に忠実なら、8/7の時点でメルカリへ移していたはずの商品でした。それが8/14に、ラクマで売れています。移行を怠けたおかげで売れた、という締まらない話です。もっとも、たまたまその時期に買い手が現れただけかもしれず、1件でルールの是非を決められるわけではありません。
売れる直前に、1ヶ月以上動かなかったので3,900円から3,600円に値下げしています。下げ幅は300円、率にして7.7%。⑤実践編で「いいね0だと値下げしても誰にも通知が届かない」と書きましたが、実際この商品にもいいねは付いていませんでした。それでも売れたということは、効いたのは通知ではなく、検索結果に並んだときの価格の見え方だったのだと思います。値下げの効果を「通知」だけで考えていたのは、視野が狭かったです。
そこで、運用ルールを次のように改めます。
売れ残り対応の運用ルール(2ヶ月目の改定版)
1. 出品から2ヶ月は、ラクマでそのまま様子を見る(1ヶ月→2ヶ月に延長)
2. そのあいだに、相場を見ながら1回だけ小幅な値下げを試す(今回は7.7%)
3. それでも売れなければ、メルカリへ移行する
1ヶ月を2ヶ月に延ばしたのは、38日で売れた実例が出たからです。コレクション系は「待てる強み」があると④運用編で書きましたが、その”待てる”の実際の長さが、1ヶ月では短すぎたということになります。
もうひとつ、買い手についても気づいたことがありました。ラクマで売れた7点は、すべて「ラクマ公認購入代行」の業者さんが購入者でした。これは値付けや売り場の選び方を考え直す材料になったので、別の記事にまとめています。
5. 9月にやること
11点をメルカリへ移します。今度こそ実行します。
9月の予定は3つです。
2026年9月にやること
1. 売れ残り11点をメルカリへ移す——シリーズを通じて一番知りたかった実験です。移し替えに実際どれくらいの手間がかかるのかも測ります
2. 移行後の反応を記録する——閲覧数といいねが、ラクマのときと比べてどう変わるか
3. 手元に残っている未出品分を追加で出す——まだ売っていないものが残っています
1については、結果が3つに分かれると考えています。
- メルカリで売れた→ 売り場の問題だった。ラクマにこのジャンルの一般購入層が薄いということ
- メルカリでも代行業者ばかり→ 商材の問題。このジャンルの国内需要が細っている
- メルカリでも売れない→ 値付けの問題。相場基準そのものを見直す必要がある
どれになっても次の手が決まるので、無駄にはなりません。
6. まとめ:数字より、運用のほうがむずかしい

2ヶ月目でわかったのは「単価が手取り率を決める」ことと、「自分で決めたルールを守るのが一番むずかしい」ことでした。
要点をまとめます。
- 8月は3点が売れて手取り10,100円。累計は8点・18,880円です
- 売上がほぼ同じでも、平均売価が上がると手取りが増えます(7月:平均2,740円・手取り率64.1%/8月:平均4,500円・手取り率74.8%)。売価4,000円以上が本命
- 「売価2,000円ライン」は、これから出品するかを決める線でした。すでに出品してある商品を値下げするときは、残りの10〜20分だけで判断すればよく、この線は当てはまりません
- ラクマの手数料は9月分から9%に。判定期間は月初〜月末ではなく前月26日〜当月25日。ただし下がる額は月に100円台です
- スーパー還元10%は、私のケースでは販売につながりませんでした
- 「1ヶ月で売れなければメルカリへ」というルールは、2ヶ月に延ばしました。38日目に売れた実例が出たためです
- 予告していたメルカリ移行は、8月には実行できませんでした
2ヶ月目の正直な感想は、数字より運用のほうがむずかしい、です。手数料や送料は計算すれば出ますが、「売れ残り11点を出品し直す」という作業は、忙しい月には確実に後回しになります。しかも私の場合、その作業が実際にどれくらい重いのかを測らないまま避けていました。ルールを決めても、実行する時間が確保できなければ意味がありません。
同じように「売れ残りをどうするか」で止まっている方の参考になれば幸いです。9月の結果も、また報告します。
最後まで読んでくださった方、ありがとうございました。
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- 売価・手数料・送料・手取りの全記録は実績一覧にまとめています
※本記事の売却実績は個人の記録です。手数料・送料等の最新の条件はメルカリ公式ガイド・ラクマ公式ガイドをご確認ください(2026年9月6日確認)。
~回顧録~(kai-co-log) 
